2022年の初日の出。栃木県足利市の両崖山よりクリニックスタッフ撮影。
明けましておめでとうございます。
みなさま、どのようなお正月を過ごされたでしょうか?
私は往診途中の車中で新年を迎えました。
クリニックは年末年始の当番制で、私は大晦日の朝から翌日朝までの担当で、計8名の訪問をしました。
お看取りもありました。
病気にお正月はありませんが、やはり年を一つ越すというのは、それなりの思いがあります。
年末年始にご自宅を訪問すると、状態の悪い方の場合は、実際のところ正月どころではないのかもしれませんが、それでもちょっとした飾りがあったり、帰省したご家族がいらしたりで、いつもと違う雰囲気があります。
最期が近いと思われる状態で正月を迎える方、
お正月は住み慣れた自宅で過ごしたいと退院された方、
様々な事情で、施設でお正月を迎える方etc.…
患者さんの数だけそれぞれ紡いできた人生や思いがあります。
そんな人生や思いに触れ、ご本人、ご家族が安心して過ごされるように少しでも力になれれば、在宅診療に関わるものとして嬉しい限りです。
今年も地域に根差して、少しでも在宅で穏やかに過ごせるような在宅医療を提供できるようにしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
そして在宅医療は我々だけでは成り立ちません。
地域の病院の先生、連携室の方々、薬局、ケアマネージャー、訪問看護師さん、施設職員さんなどなど、本当にお世話になっております。
大晦日の診療もこれらの方々のご協力がなければできませんでした。
引き続きご支援賜りたいと思います。
*勤務終了後は自宅近くの小さな神社に初詣をして、今年の一年の無事を祈願して私のお正月となりました。